高校2年生の時に友達のヘアメイクをしたことがきっかけです。私の高校では体育祭の時に髪を派手にアレンジする子が多くて、当時SNSなどはまだなかったので、見よう見まねで友達にやってあげていました。その時ぐらいからですかね。美容師になりたいと考えるようになりました。パンフレットを先生に取り寄せてもらってオープンキャンパスに行ったり、青山や表参道にある美容室にも行ってみたりしました。

出産を機に以前勤めていたサロンを退職しましたが、ある程度余裕ができてきたため、再び働こう思ってサロンを探していました。まだ子供が小さいので、働き方が自由なフリーランスを選択しました。一般的なサロンは固定時間内で働くことが多いので、時間の融通が利くことはとても助かっています。

このお店は半個室になっていて内装も好みなのが決め手です。前のお店の忙しさを知っているからこそ、マンツーマンで施術してもらえる安心感や、半個室のリラックスできる空間がとても良いと思って選びました。
雇用形態としては「業務委託」。わかりやすくいうと「契約社員」のようなイメージです。お給料については細かくいろいろな条件があるのですが、大体売上の40～50％バックなので、頑張ったら頑張った分だけ稼ぐことができます。これもフリーランスの魅力です。

週4日～5日で働いています。
時間は10:00～17:00勤務で、もちろん時間を調整できます。予約が入っていないときは、午前中に家事を済ませ、午後から出勤することもあります。

仕事内容の大変さはあまり感じません。母業との両立が大変です。子供が急に発熱したりすると、お客様との予約が入っていたときに自分でどうにか対応しなければならないので苦労しています。

以前は青山にあるサロンで働いていて、お店自体がかなり忙しかったです。お客様の回転をいかにスムーズにするか、サロン全体が上手くまわるためにはどうしたらよいか考えながら指示をするのは、大変でもあり楽しくもありました。
今は全ての施術を自分で行っています。一人ひとりに丁寧に接客できることがとてもやりがいです。私は「シャンプー」がとても得意で自信があったのですが、前のサロンではアシスタントに任せることも多かったので、やりたくてもできませんでした。でも今はそういった施術も自分でできるので楽しいです。

毎日が同じことをする仕事ではないので、お客様一人ひとりに合わせた施術や接客にやりがいを感じます。ヘッドスパやシャンプーなどのマッサージを施術したときに、日頃疲れていると言っていたお客様が「目がこんな開く！」と施術後の変化を感じていただいたときは、自分がやってよかったなと感じました。

カリキュラムや教育内容がしっかりしていると感じたからです。大手の美容学校に比べてKOKUSAIは少人数制なので一人ひとりを見てもらえそうだなと感じました。

ワインディングです。現場ではカット・パーマ・カラーなどあらゆる場面でワインディングの知識を使うので、基礎をしっかりと学べたことはとても良かったです。

美容師として働きながら、他の美容業にも挑戦したいなと思っています。例えば「まつ毛エクステンション」は場所を問わずベッドがあれば施術できるので、ご自宅に訪問して施術してみたいなと考えています。産後や育児中で忙しくても、綺麗になりたい気持ちはあると思うので、そんな女性のお客様のお悩みを解決してあげたいです。

美容学校を卒業したらすぐフリーランスとして働きたいと考える人も多いと思います。でも技術ができない人にお客様はつかないので、技術をしっかり身につけられるサロンでアシスタントとして経験を積み、スタリストデビューしてからフリーランスになった方が良いと思います。スタイリストの仕事内容はアシスタント時代と全然違うので、スタイリストとして何年か経験を積んでおくほうが自分のためにもなると思います。

美容師は生涯続けられる仕事です。女性は結婚や出産、子育てなどありますが自分のペースで続けることができます。最近は「個」や「自分」というブランディングを行い、周りと差別化していくことが重要になっています。今のうちから、自分はこれが好き！将来これをやりたい！など色んなことにアンテナを張り巡らせておくと、きっといつか楽しい未来が待っていると思います。頑張ってください。