本事業の概要
本サイトは、文部科学省における「成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進」事業に基づき、学校法人国際共立学園・国際理容美容専門学校が受託し、開発した成果を公開している。
【「成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進」事業の概要】
本事業は、専修学校、大学、大学院、短期大学、高等専門学校、高等学校等の教育機関、業界団体・企業、その他関係機関で構成される委員会を組織し、各地域の人材ニーズに対応した教育プログラムの開発・実証、社会人等が学びやすい学習システムの導入促進、専門分野又は専門分野横断的なグローバル人材育成のために必要な知識・技術・能力に関する実態調査及び国内外の職業資格枠組みに関する調査研究並びにグローバル人材養成のためのリカレント教育プログラムの開発、後期中等教育段階における特色ある教育推進のための教育カリキュラムの開発に関する取組を展開する。
国際理容美容専門学校は、職域プロジェクトB(「特色ある教育推進のための教育カリキュラム等」の開発・実証)として、平成27年度より採択され、美容分野における高等専修学校生の育成に向けた教育プログラム開発と実証講座の実施している。
本事業の目的
高等専修学校を卒業した新人美容師が担うことになる業務の主となる部分は、美容技術というよりも、技術のヘルプと、接客接遇業務になる。
高等専修学校の教育の中では、美容師国家資格を取得させて卒業させることが重要なミッションであることから、必須となる衛生に関する知識や、美容技術については学修し、修練を重ねているが、接遇業務については、インターンシップの事前準備やキャリア教育の一環として行う範囲にとどまっている。
本事業においては、社会に求められる実践的な専門職業人を輩出し、人材と実務ニーズとのギャップを解消することで、美容業界における若年早期離職を低減させ、ひいては業界の発展に寄与することを目的としている。
平成27年度においては、接遇業務の基礎を教育カリキュラムとして切り出し、インターンシップで実務に触れる前後に活用する教育プログラムを開発した。
平成28年度においては、美容サロンの6類型(若年OL層向け店、中高年層向け店、高級店、郊外店、福祉サービス提供店、婚礼サービス提供店)を規程し、接遇業務における違いや特徴について解説する教育プログラムを開発した。